運動会の撮影でGoProがオススメできないのはどうして?
GoPro の使いどころについて具体的に知りたい。
以上のようなお悩みをスカッと解決します。
私は GoPro をポケットに入れて、日常使いでめっちゃラフに使ってます。
GoPro をオススメしない代表的なシーンは 運動会、ドライブレコーダー、商品撮影、室内撮影 です。
その理由については以下で、くわしく説明します。
GoPro をオススメしない5つの使用目的
GoPro 撮影に向かない5つのシーンについて以下で詳しく説明します。
1. 運動会
子どもの運動会を画角の広い広角で撮影するのなら、GoPro でよいかと思いますが、運動会の主役は我が子です。
我が子はズームアップで撮りたいですよね。
ゴープロを含めアクションカメラは、基本的にズームアップすると画質が劣化します。
GoPro の画質が劣化する理由は、単純にアクションカメラがパンフォーカスカメラのためピントを合わせるのが苦手なためです。
画質のクオリティーを下げずに、 運動会をズームアップして撮影するのなら、
オートフォー カス機能を備えている高性能なスマホか、ミラーレス一眼カメラ (一眼レフ) がオススメです。
オートフォーカスとは
ピントを自動で合わせる機能のこと。
ただスマホやミラーレス一眼カメラで動画撮影する場合は、水平維持がほとんど効かず安定しません。
水平維持を保ちつつ、安定してスマホやミラーレス一眼カメラで動画撮影したいのであれば、ジンバルは必須です。
スマホやミラーレス一眼カメラにオススメのジンバルは以下を参考にしてください。
スマホ用ジンバル
ミラーレス一眼カメラ用ジンバル
2. ドライブレコーダー
GoPro は熱暴走しやすいカメラです。
そのため GoPro をドライブレコーダーとして長時間使用すると、GoPro 本体を劣化させてしまう可能性があります。
GoPro を長時間撮影する場合の熱暴走対策として、GoPro 本体からバッテリーを抜き、モバイルバッテリーなどで給電するという方法が有効です。
GoPro の熱暴走は、 GoPro 本体のバッテリーが高温になることが原因です。
解像度を4Kから 1080p に下げ、フレームレートも 25fpsに下げることで、 さらに GoProの駆動時間を伸ばせます。
GoPro をどうしてもドライブレコーダーとして、長時間撮影で使用したいのなら上記方法を参考にしてください。
3. 商品撮影 (出品用)
GoPro のピントは電源が入った瞬間に合わせられるよう、あらかじめピントが一定に定められています。
そのため GoPro を 「サッ」とポケットから取り出し、電源を入れた瞬間からすぐに撮影可能です。
GoPro はパンフォーカスカメラのため、オートフォーカスとは違い、細かくピント調整できません。
メルカリやラクマ、 ヤフオク用に出品目的で商品を撮影するときは、被写体に近づいて撮影 するのでピント調整が効くスマホなどで撮影するようにしましょう。
GoPro を含むアクションカメラは、被写体から 20cm以内でピントを合わすことができません。
4. 室内撮影 (赤ちゃんの成長記録など)
GoPro はパンフォーカスカメラのため、遠くのものを撮影するのが得意なカメラです。
なので室内のように狭い空間での撮影は、どうしても被写体が離れて映ってしまいます。
離れて映っているからと言って、GoPro のズームアップを使用すると 画質が劣化しますので、安易にズームは使えません。
赤ちゃんの成長記録のために撮影するという目的であれば、アクションカメラでなく、
ズームアップでもピントがボヤけない、スマホやミラーレス一眼カメラがオススメです。
5. 水平維持 ”ON”で夜間撮影
夜間や暗所撮影時は、水平維持機能 “OFF”がオススメです。
GoPro の水平維持機能は、元々の映像を約10% クロップし、切り出した映像を元のサイズまで引き伸ばして編集する仕組みとなっています。
なので水平維持機能を使うと、画面サイズが引き伸ばされ映像が劣化します。
クロップとは
元々のサイズから切り出すという意味。 トリミングなどが類語にあたる。
HERO10 Blackには、次の4つのHyperSmooth(ハイパースムーズ)設定があります。
ブースト:画像をしっかりとクロップした、最大レベルの手ぶれ補正。
引用元:GoPro 公式「HyperSmooth 4.0とは何ですか?」
高:最小限のクロップによる、より強力な手ぶれ補正(10%)。
標準:最小限のクロップによる手ぶれ補正(10%)。
オフ:ビデオスタビライゼーションまたはクロップを行わずに録画します。
映像の劣化は昼間だとあまり分かりませんが、夜間や暗所になるとノイズなども影響し、水平維持機能による画質の劣化が分かりやすくなります。
以上の理由から、夜間、暗所時の撮影では手ブレ対策としてジンバルがオススメです。
「GoPro にジンバル?」と思う人もいるかもしれませんが、夜間撮影時の画質のクオリティーにこだわるのであれば、
ぜひジンバルを導入してください。
HERO 10/ 11 なら比較的暗所に強いので、ジンバルなしでも問題ありません。
ただ HERO 9 以前の機種については、暗所対策がまったく出来ていない機種となりますので、ジンバルは必須です。
※ジンバル使用の際は GoPro用のジンバルを選びましょう。一眼レフカメラ用のジンバル は GoPro が軽すぎて使用できません。
GoPro のオススメの使い方
GoPro は人生で、最も記憶に残る瞬間を高解像度で撮影するために設計されたアクションカメラです。
GoPro のオススメの使い方は、GoPro の手振れ補正を生かしたアクション満載の瞬間を 捉えたり、
臨場感のある高画質映像を撮影したりすることです。
これにより、何度も追体験ができます。
GoPro は、サーフィン・スキー・キャンプ・登山など、お気に入りのアウトドア・アクティビティを記録するのにピッタリです。
また旅行や、日常生活の見事なタイムラプス・ビデオを撮影する時にも使用できます。
GoProは豊富なアクセサリーを利用できるため、あなたのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
タイムラプス・ビデオとは
パラパラ漫画のような数秒のインターバルで撮影した画像をつなぎ合わせ、作成した映像のことです。また、タイムラプスは「微速度撮影」とも呼ばれます。
ゴープロを買ったけど結局 使わなかったというのはよくある話…。
そこでオススメしたいのがゴープロを「レンタル」して本当に必要かどうか試してみる方法です。
私が実際に利用したオススメのレンタルサービス「グーパス」について、以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
≫GOOPASSをレビュー!ゴープロを破損したけど補償制度で助けられた時の体験談
GoPro がオススメな人
スキー・スノボー・サーフィンなど、アクティブスポーツをやる人に GoPro はかなりオススメです。
GoPro は驚異的な耐久性、防水性、耐衝撃性を備えたアクションカメラです。
なので「ドカーン」 と派手に転んでも簡単には壊れません。
とくに GoPro のフロントディスプレイのレンズは頑丈な造りになっています。
スマホで派手に転んだら完全にアウトですね。
GoPro は水中撮影でも大活躍します。
GoPro に保護ハウジングケースを取り付ければ、水深60Mまで潜って撮影可能です。
水中では解像度やコントラストなどの設定変更はできません。
水中撮影開始前の事前準備は必須ですね。
GoPro をオススメしない人
運動会の撮影をしたい人に GoPro はオススメできません。
理由としては GoPro の画角を一番狭い狭角にしても、米粒サイズにしかお子さんが映らないからです。
主役である我が子のアップが撮れないというのは、もはや致命的ではないでしょうか。
運動会の雰囲気を撮影するために広角で撮影するのであればいいとは思いますが、ズームアップができないというのはちょっとね…。
それから高スペックPCを持っていない人にも GoPro はオススメできません。
GoPro で解像度 1080p の動画撮影ならいいのですが、4K・5K・5.3K になると高性能なPCを持っていないと動画編集に困ります。
スマホの性能が低いと 5K以上の動画は表示されなくなります。
下記は 5.3K の動画を視聴しようとした時の私のスマホ画面です。私のスマホは Google Pixel 4a になります。
「5.3K すご!」ってなってましたけど、高性能なスマホまたは高スペックなPCじゃないと見ることもできないなんて…。
こんなことにならないよう、高性能なPC・スマホを所持していないのなら、安易に 5K以上の撮影はしないようにしましょう。
解像度 5K以上ともなるとそんな落とし穴があるんですね!
ゴープロを買ったけど結局 使わなかったというのはよくある話…。
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まとめ
アクションカメラ全般に言えることですが、GoPro はピントが固定されていてズームアップが苦手なカメラです。
なのでズームアップが必要となる運動会や、室内撮影などには向きません。
ただ、GoPro の画角の広さと水平維持機能、コンパクトでタフなところはスマホやミラーレス一眼カメラには真似できない長所です。
使用目的さえ合致すれば、 GoPro はあなたの最高の相棒となります。
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